人生の棚卸

人生最大の試練(パワハラ、うつ)

41歳の時レイキや医療気功を学び、この技術で人の役に立ちたいと活動を始めた矢先、
平成12年6月12日(42歳)に5度目の転勤となりました。

転換期の異動はいつも中途半端な日付でなるなと思いました。

この時もワンランク上の役職になったのですが、
今まで転勤した職場の人員は5名前後、4度目転勤で15人、
5度目の転勤で60人規模の職場となりました。

この時部下55人位となったため、一気に今までの5倍の人の上に立つことになりました。
職場のシステムが今までとは全く違っていて、やることが山ほど増えて、
その環境になれるのに半年以上かかりました。

人の役に立ちたいとレイキや医療気功を学び、実践しようとした矢先のことで、
またしても仕事オンリーになり、この気持ちも日々の忙しさで消え失せてしましました。

そして、平成13年7月30日(43歳)公共企業体等労働委員会告示1号職員に指定されました。
これまた中途半端な日付だといまさらながら思いましたね。

いわゆるこれは、労働基準法の適用を受けないというもので、
周りからは残酷1号職員を、訳して残酷1と言われていました。

ここからが人生最大の試練がの始まりでした。
この時の勤務時間が朝7時出勤誰よりも早くいって、職場の仕事の準備、
部下職員の指導、部下と同じ仕事を手伝い、苦情処理、交通事故処理、
勤務管理(この仕事が一番きつかった)等、様々な仕事をこなし、
終了するのは平均午後11時30分くらいで、終了して帰宅。

自宅につくのは下手すると午前様の状態、ただ寝るためにだけに帰っていた日々、
当然、土日祝日の休みもなく、一日平均7時間の残業、1日15時間労働、
これが365日、馬車馬のごとく働くこと、足掛け約3年位続きました。

いくら働き盛りだとはいえ、異常な働き方だっと今は思います。

これがこの時は、普通の働き方だったのです。
私ばかりでなく、私と同じ立場の人が何人もいて、
お前だけじゃないと上司にいつも言われていました。

人間関係の難しさ、上司のパワハラなどストレスのたまることばかりでした。
今でこそ、ニュース等でパワハラ認定されて処分を受ける人を見かけますが、
この当時は誰も何も言えない時代でした。

それこそ反論しようものなら、パワハラがいっそうひどくなり、
しまいには遠い所に飛ばされてしまいすから。

人間関係は、ストレスをためますが適度であれば問題ないのですが、
私はこの時、上司からのパワハラ、部下からは問題ごとが起きると、
なんでもかんでもすべて私の所にもってきて、何とかしろと迫ってくるしで、
気の休まる時がほとんどありませんでした。

こんな状況ですから、ぜんそくも悪化してきて、眠れない夜が増えました。
当然寝不足になり、肉体的にも精神的にも著しく疲弊していきました。

疲弊が続いていくと、朝起きると職場に行きたくないと思うようになり、
思うだけで具合が悪くなるのですが、無理や出勤していましたので、
毎日真っ青な顔で行っていました。

家族はこんな状態を見ているので、ものすごく心配していました。
しまいには、今の仕事を辞めてしまったらと何度も言われましたが、
ここでやめたら自分の負けだと思い辞めませんでした。

ここで最大のストレスを受けますが、そうでなくても山ほどの仕事を、
上司から押し付けられて青息吐息の所に、
なんでもかんでもやれやれと言うパワハラ上司、
かわるがわる厄介ごとをいつも持ってくる部下職員、
なんて奴らだ、俺を過労死させるのかこいつらは!
と心の中で思いつつ仕事をしていました。

この時はそのように思っていましたが、スピリチュアル的にいうと、
生まれてくる前に「この嫌な役を引き受けてもらえるように
お願いして了解してもらった人達」なので、
魂の成長のためにしてくれる人たちなのです。

これも私の予定どうりの出来事なわけです。
今でこそこのように思える人達ですが、
この当時はこのように思えるはずもなく、辛い日々でした。

体調がどんどん悪化していくなか、やめたら自分の負けと踏ん張って、
レイキで何とか仕事ができるくらいにしていましたが、
今思うとこれってうつ状態だったのかと思いました。

この時は、そんなことすら思う余裕もなく、気分は落ち込み、
肉体的にも精神的にもストレスが溜まりまくり、
気分転換すらできない状態だったのですから、
おかしくなってもおかしくないと思います。

そんな中、平成16年4月1日(46歳)管理者の辞令を受けました。

管理者といってもすぐ上の管理者がいますが、
今までの苦労が報われたと思ったのですが、
以前の私と同じ立場の職員が入ってきて、
自分と同じ仕事をすることになるため、
同じ苦労をさせたくないと色々と面倒を見ていたら、
やることは変わらずに同じで、肩書が変わっただけの感じがしました。

そんな中、気分的に少し楽になった気がして、気が緩んだせいか、
その年の11月頃だったか、身体が悲鳴をあげ動けなくなってしまい、
近くの病院へといったのですが、そのまま別な病院へ救急車で運ばれ、
即入院となりました。

この時初めて病人として救急車に乗りました。
病院から呼び出されていた妻も一緒に救急車に乗っていきました。

あまり乗り心地はよくなく、運ばれている途中に2度ほど吐いてしましました。

入院となった病院で、ベットが空いていなくて、なんと集中治療室に入ったのです。
その時は、首から下はほとんど動かせませんでしたから。

自分が入院した位の感覚でしかなかったのですが、妻はビックリしてしまい、
そんなに悪い状態かとすごい心配になったと言っていました。

幸いなことに早い処置で、薬もあったのか、2週間ほどで退院することが出来ました。
入院している間、集中治療室に入っているせいか、
職場の人間はだれ一人お見舞いに来ることはありませんでした。

後で知ったのですが、私は明日の命もしれない危ない状態で、
近く死ぬんじゃないかと噂されていたようでした。

なんと失礼な職場のやつらだと思いました。

今までなんの為に苦労して仕事をしてきたのか、わからなくなりました。

この時ほんとに仕事をやめようかなと真剣に考えましたが、
子供たちにお金がかかるし、生活もあるのですが、
やめたら負けだとずうっと思っていましたので、やめせんでした。

スピリチュアル的にいうと、体の不調はすぐやめるべしなんです。

この入院によって、仕事・家庭から解放されての2週間は
心身ともにリラックスできた時でした。

入院して心身ともにリラックスするなんて、悲しいですが、
ほんとに体調不良が続いて、精神的にも肉体的の限界だと思っていた時、
自殺しようかと思った矢先の出来事だったと思います。

仕事を、強制的にやめさせられたわけです。

これも自分のシナリオどうりだと今は思いますが、
この時はそんなことは微塵も思っていませんでした。

スピリチュアル的には、出来事は、成長には最適なことばかりで、
魂の成長に失敗はない。

退院してからも、入院した時の心無い噂で職場の冷たさを感じていた私は、
仕事にのめり込むことをやめました。相変わらずの仕事ですが、
管理者の立場でものの見方をすることで、仕事のあり方を変えました。

仕事量が減ったわけではありませんが、
これによりだいぶ精神的に楽になっていったと思います。

平成19年4月1日(49歳)付で、部下職員15名の小規模な職場の管理者になりました。
この転勤によって、人生最大の試練は終わったと思っています。

この時初めてのトップの管理者になりました。
部下55人いた時を思えば、仕事量も減って、
心身ともにバランスが取れていったような気がします。

しかしながら、今度は営業面で責任が重くのしかかってきました。

営業成績で職場のランクを決められて、
それによって管理者の給料に差が出るようになっていたっからでした。

これは、職場が民営化にって色々な改革がなされて行ったからです。

そしてこの時は、公務員から民間人になった年でした。
公務員時代の制服は偉大でした。

この制服さえ着ていれば、今までは公共の立場の人たちとも
普通に面談できていましたが、民営化になったとたん民間人となり、
アポが必要になり内容によっては面談すらできないことが多々ありました。

しばらくは、この違いが理解できませんでした。やっていることは同じですが、
信用力が全く違ってきていたからでした。

その転換期に、管理者になった訳ですから、
今までとは違ったやり方が必要になってきたわけです。

職場での営業成績の良しあしは、利益が出るかでないか物事を判断されていたため、
営業利益の出る職場には人員を厚く、そうでない所は減らされることが
現実に行われるようになりました。

成績の良くない職場の管理者は、毎月営業会議と称して、
本部の人たちから、なぜできないか追及されるされるのです。

いろいろな条件がそろって初めて営業成績がアップするのが決まりますから、
田舎より都市部の職場が営業成績がいいのは、当たり前なのですが、
じゅっぱひとからげで見られるのですから、きつい会議になるわけです。

こんなことが郵政をやめるまで続きました。
これも、自分のシナリオどうりだったのでしょう。

 

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