明日は大事な面接、失敗したらどうしよう……。
台風が来ているらしい、電車が止まったら嫌だな……。
挨拶を返してくれなかった。友達に嫌われたかな……。
こうした不安は誰の心の中にもあるもので、
不安を感じることは決して特別なことではありません。
しかし、不安があまりに強くなってしまうと、
「仕事に行けなくなる」「人前で話せない」「電車に乗れない」
「パニックに陥る」など、社会生活に支障をきたすケースもあります。
そうした状態は、「不安症」と呼ばれる病気であることも。
「不安症」ってどんな病気?
不安症とは、不安にまつわる精神疾患をまとめた呼び方です。
「どんなことに、どんな不安を感じて、どのような支障が出ているか」
によっていくつかの病気に分けられ、
パニック障害や社交不安障害などが不安症に含まれます。
(HELiCO記事より引用)
人は様々なことで不安になります。
不安は決して病気ではありません。
むしろ、適切な不安を感じることで、対策をしたり、
大きな失敗を避けることができなくなります。
しかし不安が強すぎると、その不安を避けるために、
現実の生活を制限したり、仕事や勉強ができなくなります。
この区別は難しいことも多いのですが、
これまでの半年間(大人の場合)を振り返って、
過去の自分よりも明らかに不安が増えて自信を失っている、
不安を避けるために特定の対象や人、状況を回避することにこだわっている、
また生活や行動に影響が出ていると感じた場合には、
専門家に相談することをお勧めします。
次回は、不安症の特徴や症状4選について、紹介します。