さまざまなインナーチャイルドの癒し方があります。
どの方法が自分にとって一番良いのか、
やりながら考えてみるのもいいのではないでしょうか?
ここからはインナーチャイルドの癒し方の一例を
ご紹介していきます。
傷ついたインナーチャイルドを癒すことによって、
アダルトチルドレンの生きづらさから回復することができます。
それはインナーチャイルドとの絆を
回復するというプロセスをたどるものになります。
もともと、インナーチャイルドは本来の自分です。
しかし、過酷な環境の中で、その本来の自分を
押さえつけて生きてきました。
そのためにインナーチャイルドが
本当は何を感じているのか、
どんな感情を持っているのかが
分からなくなってしまっているのです。
「本当の自分が分からない」など、
アダルトチルドレンの人達は
このような言葉を発することがよくあります。
インナーチャイルドと向き合い、深層心理を
客観的に理解していくことが大事です。
こうした試み全般を「インナーチャイルドを癒す」
と表現します。
癒しの作業は、一朝一夕で完了しません。
以下のような試みを継続的に受けることが効果的です。
癒す1:傾向を自覚する
まずは、自分の行動や思考を振り返っていきましょう。
アダルトチルドレンの傾向が
あるかどうかをチェックしてみます。
主なものには、自己否定感や対人不安、
または傷つきやすさなどが挙げられます。
癒す2:傷ついたインナーチャイルドの
感情、感覚にアクセスする
何に傷ついているのかがわからないと、
どのように癒してよいのかがわかりません。
本当はどうして欲しかったのか、
何が辛かったのか、インナーチャイルドが
抱えている寂しさ、悲しさ、怒りなどを探ります。
癒す3:負の感情を出し切る
感情を抑圧することでインナーチャイルドは生まれ、
ますます傷ついていきます。
当人がインナーチャイルドを
客観視できるようになったところで、
抑圧されていた感情を出し切ることが大事です。
たとえば、心理カウンセラーや療法士などとの
対話によってトラウマを
吐き出していくのもひとつの方法です。
感情表現が苦手な人は、自分の境遇と
似た映画やドラマを鑑賞してみるのもいいでしょう。
これらの方法で感情を解放させると
インナーチャイルドは癒され、
本当の自分になれる可能性が高まります。
癒す4:健全なインナーアダルトを育てる
アダルトチルドレンの人たちが大人になっても
生きづらさを抱えているのは、
インナーアダルトが間違った
思考パターンを持っているからです。
既に自立し、自分で環境を選ぶこともでき、
誰からも虐待を受けていないにも関わらず、
アダルトチルドレンの生き方を続けているのは、
インナーアダルトが自分を幸せにできる方法を
学ぶ機会が無かったからです。
間違った思考パターンを持ったインナーアダルトは、
絶えずインナーチャイルドを押さえつけ、
インナーチャイルドの声を聞こうとしません。
それは、とても勿体ないことです。
なぜならば、インナーチャイルドは本来の自分ですし、
そこにこそ、その人らしさがあるからです。
健全なインナーアダルトを育成し、
インナーチャイルドとのコミュニケーションを
回復することで、
生きづらさから脱することができます。
インナーチャイルドを癒せるのは、
その人の中のインナーアダルトなのです。
癒す5:インナーチャイルドとの絆を
回復するステップを踏む
インナーチャイルドを癒すというのは、
この一連のステップを順番に踏んでいくものです。
完璧な人間が存在しないのと同様に、完璧な家庭はありません。
さらに私達は、小さい頃から競争を強いられて育ってきています。
そのように考えると、誰のインナーチャイルドも多少なりとも傷を
持っていると考えられます。
大きな生きづらさを感じていなくても、
一度は自分のインナーチャイルドとの絆を
回復するステップを踏むことは、全ての人に効果的です。
インナーチャイルドの傷が回復すれば、
思考や行動を制限していた感情から解放されます。
そして、何事にも活力を持って取り組めます。
そのためには、客観的な視点を持って自分自身の心と
向き合うことが大切です。
(資格のキャリカレから引用)