自己肯定感を高めていくために、
ぜひ日常的に取り入れていほしいことを2つほどご紹介します。
方法1:不安を書き出し、今の自分を認めてあげる
まずは、「今、何が不安なのか?」
「どんな点で自信がないのか?」
を書き出してみることをお勧めします。
紙に書き出すことで、
自分が抱えているぼんやりとした不安を、
頭からいったん取り出し、
「あぁ、自分は今こんな状態なのか」
と外から眺めることができます。
また、自己肯定感が低いが故に、
必要以上に悩んでしまっていた場合、
それを書き出してみると、
「これって、自分をただ過小評価しているだけでは?」
とふと現実的な見方ができることがあります。
また、不安や悩みを見つめることで、
自分を認めてあげるきっかけをつかむこともできます。
例えば、以前の自分なら持っていなかったであろう不安や悩みの場合、
「一年前だったら、もっと小さなことで悩んでただろうに。
自分も成長したな。結構頑張ってるじゃん」と
今の自分を認めてあげることができます。
逆に、依然とあまり変わらない悩みだったら
「これを解決しようとしている時点で、
今までの自分からはすでに一皮むけているじゃん」
といったように視点を変えることで
前向き捉えられるかもしれません。
いったん自分を認めてあげると、
少しずつ前向きに次のアクションを
考える姿勢を持つことができるようになります。
方法2:第三者としてアドバイスを考えてみる
不安を書き出しても、考え方を変えることができない…。
そんなときは、立場を変えて「第三者としてのアドバイス」
を考えてみる方法がおすすめです。
親しい友人が、自分と同じくらい自己肯定感が低く、
同じ不安や悩みを抱えていると仮定しましょう。
そして、
「自分は、彼/彼女にどんなアドバイスをするか?」
を想像することで、考え方を変えるヒントを
得られるかもしれません。
こうすることで、
客観的に状況を見つめることが
できるようになります。
例えば、「どれだけ頑張っても上司が認めてくれない。
いつもダメ出しばかり。
もう自分なんて必要ないんじゃないかと思う」
と感じている場合。
それと全く同じ悩みを、
友人に相談されたと想像してみてください。
すると、
「なぜここまでネガティブに考えているんだろう」と
疑問に思うかもしれません。
つまり、この友人は現実を正しく捉えないまま、
不必要にネガティブになっているのでは、と感じます。
そして、同じ悩みを持っている自分も、
この友人と同じような状態になっていたんだ、
ということに気付けるかもしれません。
「アドバイスをする側」になれば、
当事者よりも一歩引いて課題を眺めることができます。
そのため、ぜひそのように一歩引いた立場で
「どう考えを変えられそうか」を想像してみてください。
「その上司のスタイルかもよ?あなただけでなく、
ほかの人に対してもそのように接してるかも」
「この間、〇〇さんがあなたのこと褒めてたよ」
そんな声掛けが頭の中に浮かんできたら、
それをそのまま「自分宛のアドバイス」
として受け取ってみましょう。
別の角度から現状を眺めることで、
次のアクションにつながる糸口が
見つかるかもしれません。
(GLOBISCAREERNOTEから引用)
嫌な上司や同僚がいる職場といない職場、
どちらが自己肯定感を育むに適した環境でしょうか。
自己肯定感を高めるには、
それを育むための環境構築も重要です。
自分自身でどれだけ自己肯定感を高める努力をしても、
ネガティブな人や自身が傷ついてしまうような環境にいては、
その努力が潰れてしまいます。
よい意味での刺激をくれる人や環境の中に
自分を置いてみましょう。
自己肯定感を高めると、
さまざまなメリットが得られます。
高すぎず低すぎない適度な自己肯定感を持つと、
人生が好転するきっかけになる場合もあるのです。
①新しいことにチャレンジできる
②円滑な人間関係を築きやすい
③理想的な自分に近づける
④幸福感が増す
などが、おもなメリットでしょうか。