42年間働いた会社をついに、平成30年3月31日定年退職しました。
以前お話をしましたが、3,000万円の借金のほかに、
詳細は内緒ですが、FJネクストから5年前に東京にあるマンションを1か所買ったのです。
この時の価格2,500万円でしたが、毎月返済額12万円、
色々引かれて手元に家賃収入8万円、固定資産税月平均で22,000円毎月の支払で、
約6万円の赤字でした。
固定資産税が思いのほか高く赤字が続いて、
毎月の返済とボーナスはすべて返済にあてましたが、
それでも足りなかったので、退職金で清算しました。
ちょっと足りなくて、父から借金をしてしました。
情けないですが、やむをえません。
退職するまで、毎月1万円の自動積み立てをしていましたので、
今まで解約をすることなく、何とか定年でお金(内緒です)を清算して、
妻に退職金だと言って渡しました。
退職金として渡すには、少ない金額ですが、
ここでも定年後に住宅ローンを返せるよう副業をしようとして、
いろんなものに手を出しては、ひとつも物にならなくて、
借金だけが残ってしまったことを素直に詫びました。
妻に謝罪するのは2度目ですが、許してはもらえませんでしたが、
定年後のことを思ってのことだと理解してもらいましたが、
ちょっとショックだったようでした。
これ以後妻には頭が上がらなくなりました。
仕方がないですね、身から出た錆ですから。
年金をもらえる年でもないので、
生活のためにお金を稼がなくてはなりませんので、
ハローワークに仕事を探しにいきましたが、
自分の条件に合う仕事は見つかりませんでした。
まあ、60歳のおじいちゃんには、
見つからないのが普通ですからとあきらめかけていました。
そん時ハローワークの担当者から、「職業訓練校は、
失業中の人が再就職するための公共職業訓練を行う施設です。
国や自治体が主体となって運営しており、年間30万人に利用されています。」
と説明をうけ、職業訓練校に通う事を提案されました。
一番の特徴は、条件を満たせば失業手当の受給期間延長や通所手当(交通費)
の交付などの援助が受けられることです。
これは私にとっては、とても魅力的でした。
早速ハローワークで、自宅から片道50km離れていますが、
職業訓練校のポリテクセンター会津に見学を申込ました。
それが4月中旬頃でしたでしょうか。見学に行ってみたら、
担当者より親切に訓練校を案内してもらいました。
施設も充実していましたし、何より「60歳代の人達も結構通っている」
とのことでしたので、この言葉に勇気づけられました。
ハローワークの担当者に通うこことを報告し、
ついていることに5月開講の電気設備技術訓練コースで期間6か月がありましたので、
その試験が4月下旬だったので、早速試験の申し込みをしてもらいました。
この試験が一般常識問題でしたが、なんと私には難しく感じて、
自己採点では5割位しかできませんでした。
それでも合格通知をもらえましたので、
報告と早速諸手続きをかねてハローワークに行きました。
担当者にはお世話になりました。
開校は5月中旬で、閉校式は11月中旬ということでしたので、
足掛け7か月にわたって失業手当がいただけることになりました。
これは嬉しかったですね。訓練をしていただいて、
なおかつお金がもらえるのですから。
訓練目標は、電気設備の工事ができること、
シーケンス制御及び消防設備の設計・施工、PLC制御回路の設計ができることでした。
電気工事士がメインで、就職率その当時85%くらいだったと思います。
ポリテクは、週休2日制でしたから月曜から金曜まで5日間、
往復100kmを自家用車で6か月間通いました。
訓練仲間は、下は20代後半、上は60代前半と幅広く年代が混ざっていて、
まさに老若男女という感じでした。
この時の16人の仲間との会話は、ほんとに楽しいひと時でした。
今までの職場と違った環境、立場の違いなど今までになかった環境ですので、
同じ目標に向かい学ぶ、生活環境が皆違っていて、
いろんな考え方に触れて、刺激的な日々でした。
訓練後半は、第2種電気工事士の国家資格を取るために受験勉強もしました。
10月に試験がありまして、1次試験は合格しましたが、2次試験は実技試験でしたが、
試験当日は、葬式とぶつかり受験を断念しました。
リベンジの追加試験もありましたが、色々情報収集した結果、
60歳の人は就職先が全くないことがわかりましたので、
再試験を受けるのは違う気がして受験しませんでした。
週5日往復100キロの車の中、斎藤一人さん著「変な人が書いたついてる話」、
「変な人が書いたついてる話Ⅱ」本の付録CDを行き返りに聞いていました。
初めてスピリチュアルに出会ったエリー先生の「霊能力・奇跡の証明」の本に出会い、
エリー先生の指導を受けてそれ以来、レイキとの出会い、
医療気功との出会いと色々学んできました。
斎藤一人さんの付録CDを聞いているうちに、
今までスピリチュアルに関連したことをたくさん学びましたが、
生きるための生活をしていたために、今までの職場でいろんなことを経験して、
心の奥にしまっていた感情が湧いてきて、人の役に立ちたい、
癒しを届けたいと思う気持ちがどんどん湧いてきていた時期でもありました。
この感情が湧いてて来て以来、
本格的にスピリチュアルカウンセラーとスピリチュアルライフコーチを学びました。
斎藤一人さんのCDは、スピリチュアルなことをやっていくきっかけになりました。
自分の生まれた目的を知る充実感、起きた出来事のスピリチュアル的意味を
人生の棚卸をとうして再確認いたしました。
ここまで、つたない文章でも、読んでいただき誠にありがとうございました。