「自分を変えたい」心から思ったときがチャンスです。
簡単には変わらないと諦めている人いませんか?
自分を変えるための4つの事について紹介します。
〇自分を変えるための絶対条件とは
一番最初に、一番大事なことを言います。
自分を変えるために絶対必要なこと。
それは「心の底から変わりたい」と自分自身が思うことです。
当たり前のように聞こえるかもしれませんが、
「自分を変えたい」と自発的に思わなければ、
おそらく結果を出すことは難しいでしょう。
"心から思う"とはどういうことでしょうか?
よくあるパターンが「他人から指摘されたから
変えなければいけないと思った」というもの。
それだと心から変わりたいと思ったとは言えませんよね。
どんなきっかけでも、心の底から変わりたいと
思ったときが、自分を変える絶好のチャンスです。
〇自分を変える=性格を変える?
さて、自分を変えたいと言うと、
「人間そうそう変わらないよ」
「性格を変えることはできない」
という言葉をよく聞きます。
確かにそうだ、と思う人もいるでしょう。
そもそも性格とは"持って生まれた気質や
後天的に得た思考、感情の傾向"という、
非常に個人差のあるものです。
今回のお話は、
性格を変えるという内容ではなく、
誰もが実践できる
アクション(行動)
がメインとなります。
とにかく動く。行動してみる。
どのように実践すればよいか、
必要なことは何かについて
解説していきたいと思います。
自分を変えるためにやるべき4つ事
ではさっそく<自分を変えるための方法>
について説明していきたいと思います。
やるべきアクションはたったの4つ。
1. 自己分析
つまり「どう変わりたいか、なぜ変わりたいか」
「どこをゴールに設定するか」を明確にすることです。
これがなければ動きようがありません。
「自分を変えたい」と思った人は必ず
「こうなりたい」という理想があるはずですよね。
ただし自己分析と言っても難しく
考える必要はありません。
自分に自分でインタビューする
"セルフインタビュー"という方法がおすすめです。
下のシートをぜひ活用してみてください。
<セルフインタビューシート>
自分と向き合うためのセルフインタビュー
Q1. 自分のどんなところを変えたい?
A1.
Q2. なぜ変えたいと思ったか?きっかけは?
A2.
Q3. 変えるためにやるべきことは?
A3.
Q4. 無理なくできそうなことは?
A4.
Q5. 目標(ゴール)はどこにする?
A5.
このインタビューシートを使って実際に書き出してみましょう。
【例】人見知りの高校生の場合
自分と向き合うためのセルフインタビュー
Q1. 自分のどんなところを変えたい?
A1. 人見知りを直したい。
Q2. なぜ変えたいと思ったか?きっかけは?
A2. 新しいクラスになじめずなかなか友達ができない。
Q3. 変えるためにやるべきことは?
A3. 多くのクラスメイトと話してみる。
Q4. 無理なくできそうなことは?
A4. まず近くの席の子に話しかける。
Q5. 目標(ゴール)はどこにする?
A5. どのクラスメイトとも緊張せずに話せるようになる。
上記の【例】はわかりやすいように
シンプルに書きましたが、
実際に書くときは、より詳細に、
自分自身の心の中を掘り下げていく
必要があります。
実は、頭で考えていることを紙に
書くという作業は、想像以上に思考を
整理してくれます。
よくある「なんかモヤモヤする」
「漠然とした不安」といった気持ちは、
紙に書き出してみましょう。
可視化することで、自分の気持ちを
スッキリと再確認することができますよ。
2. 思考のトレーニング
「変わりたい」と思いつつ、
自己分析の段階で止まってしまい、
そのまま何となく日々を過ごしている人が
多いものです。
次のステップとして、
自分の思考を変えるトレーニングを
紹介したいと思います。
実は思考もスポーツと同様に
トレーニング次第で変えていくことができるのです。
人間を司るのは"脳"です。
体を動かしているのは脳なので、
脳が変われば動きも変わる。
それが自分を変えることへ繋がります。
できない原因を追求・可視化して
自分の変えたいところが明確に
なった人は、頭の中のスイッチも
切り替えていきましょう!
〇思考のトレーニングの3ステップ
① 嫌な思考回路にハマったら、
強制的に、意識的に考えをストップさせる
【例】
やっぱり自分はダメな奴だ…
今回もどうせ上手くいかないだろう…
⇩
その考えをストップ!!
<思考をストップさせる具体的な方法>
● 体を使う
かんたんな家事(片付け、掃除)をする
テレビ、動画を観る
好きな音楽を聴く
● ドリンクを飲む
自分の好きなものでOK。(コーヒー、炭酸水など)
(※この時点でのお酒はNG。依存の危険あり)
● 頭の中で自ら思考を断ち切る(慣れた人向け)
「この考えは良くない!」と言い聞かせるように。
② 嫌な考えは正しいか冷静に考えてみる
本当に自分はダメなのか?
今回は上手く行くかもしれないじゃないか
③ ゴール、理想に向かうような思考を浮かべる。
ダメなところばかりじゃないよね
上手く行かせるためにはどうすればよい?
上記の3ステップ、書いてみると簡単に見えますが、
最初はなかなか上手くいかないかもしれません。
大事なのは「今、悪い思考回路にハマっているな」
と自覚できること。
自覚することができたら、
諦めずに思考のトレーニングを
根気強く繰り返していきましょう。
家の壁に<思考のトレーニング>と
書いた紙を貼るのも良し。
とにかく実践すれば結果が出ます。
まさに筋肉を鍛えるように、思考も鍛えてあげるのです。
プラスα ~あなたの"口ぐせ"は思考の表れ
思考と似ているのが、口ぐせです。
「どうせ」「私なんか」「無理無理」
「面倒くさい」「ずるい」「また今後」
こんな口ぐせ、心当たりありませんか?
言霊という言葉があるように、
口ぐせは人間の無意識が表出するサインです。
直していくよう心がけてみましょう。
一人で難しかったら、周囲の人に
注意してもらうなどお願いしてみるのも
良いと思います。
3. 目標へ向かって行動する
自己分析、思考のトレーニングを経て、
より具体的な行動計画の段階に入ります。
1. のインタビューシートに書いた、
「変えるためにやるべきことは?」
の実践に入っていきます。
やるべきことの中身は、
100人いれば100通りあるでしょう。
例えば、
人見知りを克服するために、挨拶を頑張る
怠け癖をなくすために、毎朝早起きをする
仕事のミスをなくすために毎日日記を書く ……etc
それぞれ、ゴール(目標)を目指して
やるべきことを考えたら、それを実践していきます。
しかし一番の壁は、行動が続かないと
いうことではないでしょうか。
ここで、やるべき行動を習慣化するための
アドバイスをしたいと思います。
続かないものと言えば、
ダイエット、ジョギング、資格取得の勉強…
などなど、三日坊主の顔ぶれは多種多様ですよね。
一体どうすれば継続することができるのでしょうか?
〇行動を継続する2つのpoint
point.1 小さな歩みを毎日続けること
言葉にすると簡単に思えますが、
これを実践できるか否かで結果は分かれます。
わかりやすく例で挙げてみましょう。
例)ジョギングをする。
初日 3分ほど走って疲れたら歩く。
2日目 初日と同じペースで。
3日目 5分ほど走って疲れたら歩く。
4日目 8分ほど走って疲れたら歩く。
5日目 10分ほど走って疲れたら歩く。
↓
1週間後 15分走れるようになる…。
いかがでしょうか。
細かく書きましたが、
これが小さな歩みの積み重ねです。
1週間に走る日数や1日に走る時間は
もちろん人によりますが、大事なのは
少しずつ増やすこと。
初日3分だったのが、
1週間で15分走れるようになる。
さて、これを2週間、3週間と
続けていけば、どうなるでしょうか?
おそらくフルマラソンの距離を
目指すことも可能でしょう。
ただし、続けていれば、です。
point.2 無理をしないこと
「何をやっても続かない」人たちに
共通するのは、目標を高くしてしまう
ということです。
point1の例で説明すると
「初日3分走った、2日目は10分、
3日目は20分と増やそう!」と、
つい欲張ってしまうと、
結局続かないという残念な結果に
終わることが多いです。
この少しの目標設定の差が、
続くか否かに関わります。
やってみて「辛いな、苦しいな」
と思ったら、目標を上げないこと。
最低限、自分ができるペースを
とにかく続けること、それが成功への秘訣です。
ここではジョギングの例をあげましたが、
もちろんさまざまな行動にも当てはまります。
例えば「学校の友達を増やしたい」と考える人が、
いきなり張り切って何人にも声をかけて回ったら、
きっと疲れ果ててしまうことでしょう。
「今日は一人と話せた」という、
小さくてもできそうなことを続ける方が
成果につながります。
4. 見た目、持ち物を変えてみる
外見を変えるということ。
髪を切る、ファッション、メイクを変える、
などイメージしやすいと思いますし、
すぐに実践できるところでもあります。
どんな人でもヘアスタイルを変えたときや
新しいバッグを使うときって、気分が上がりますよね。
自分を変えたいと思ったら、なりたい自分を
イメージして見た目も変えてみましょう。
いつもよりちょっとだけお金や時間をかけて、
今まで敬遠していたファッションや髪型・メイクなど、
勇気を出してチャレンジしてみて。
そして鏡に映った自分の姿を見た脳が、
新しい変化をより強く認識して、
自然とゴールへと導いてくれます。
4つのアクションをご紹介してきましたが、
最後に一つ。違う観点からのアクションを追加しておきます。
another action. 環境を変える
学校や職場で、自分を変えようと
目標をかかげて頑張ったけれども、
どうしても上手くいかなかった、
どうしても辛い現状を変えることが
できなかった、というとき。
一つの方法として"環境を変える"
というものもあります。
転校、転職、転居――いずれも
簡単なことではありませんし、
各々の事情で無理な場合の方が多いでしょう。
でも、環境を変えることで人生が
大きく変わることは確かにあります。
転校でなくとも、高校進学や大学進学で、
それまでとは違う人間関係や居場所を
得た先輩たちはたくさんいます。
思い悩むときこそ、顔を上げて広い世界を
見渡してみてくださいね。
4つのアクションとアナザーアクションに
ついてお話ししてきましたがいかがでしたでしょうか。
諦めずに、根気よく実践していくことで、
必ず変化を感じられることと思います。
いつの間にか自分で貼ってしまった
レッテルは自分で剝がせるもの。
ネガティブな脳に支配されていた人は
自分から動くことで解放されます。
脳のプログラミングを書き換えてやる!
という強い気持ちで、ぜひ実践してみてください。
【シチュエーション別】4つのアクション実践例
記で自分を変えるための行動に
ついてお話ししましたが、ここでは4つのアクションを
<シチュエーション別>に多い悩みに当てはめて、
実践例としてご紹介したいと思います。
【中学生・高校生編】内向的で友達関係が上手く作れない
こちらが学校生活において多く寄せられる悩みです。
「クラスメイトと何を話したらよいかわからない…」
「陰キャとして見られがち…」
このような悩みについて、
今回ご紹介した4つのアクションを考えてみましょう。
1. 自己分析
セルフインタビューシートの作成~目標を決める。
例)気の合う友達を作る!
2. 思考のトレーニング
「どうせ話しかけても会話が盛り上がらない」
→「何か共通の話題はないか探してみよう」
「自分は根暗なんだ」
→「根暗というより真面目、冷静なだけ」
3. 目標への行動
・ 自分と合いそうな人を探す。
・ 笑顔で挨拶する。
・ 話しかけるきっかけを探す。
・ 会話の機会を逃さない。
4. 見た目、持ち物を変えてみる
・ ヘアスタイルを変える。
・ 自分の好み、趣味をアピールできる物を身に付ける。
【社会人編】仕事ができない自分に自己嫌悪してしまう
社会に出ると、ぶつかる壁もより多く高く感じてしまいますよね。
「同じミスを繰り返してしまった…」
「要領の良い同期の方が評価が高い…」
このような悩みに対する4つのアクションを当てはめてみましょう。
1. 自己分析
セルフインタビューシートの作成~目標を決める。
例)仕事ができる自分になる!
2. 思考のトレーニング
「ミスを繰り返しそうで不安だ」
→「ミスをしないためにどうしたらよいか」
「自分に対する周りの評価は低いだろう」
→「きっちり仕事をこなせば評価は変わるはずだ」
3. 目標への行動
・ やりがちなミスを分析する。
・ ミスをしない方法、工夫を考える。
・ 与えられた仕事は完璧にこなす。
・ 自分の仕事が終わったら、他にやるべき事がないか考える。
・ 先輩や上司と積極的にコミュニケーションを取る。
4. 見た目、持ち物を変えてみる
・ 清潔感を保つ。
・ 元気よく挨拶する。
・ 笑顔で会話する。
・ 流行の物やファッションを取り入れてみる。
いかがでしたか?
どんな自分に変わりたいかは
それぞれだと思いますが、
このような例を参考に、ぜひ実践してみてください。
(もったいない本舗ニュースより抜粋)
今回のポイントは、
<4つのアクション>
1. 自己分析
2. 思考のトレーニング
3. 目標へ向かって行動する
4. 見た目、持ち物を変えてみる
今回は自分を変えたい、
と思った人へ向けた実践的方法を
ご紹介しましたがいかがでしたでしょうか。
簡単にできることではないと思いますが、
大事なのはあきらめない、やめないことです。
そして無理はしないこと。
自分のペースで変えるための
アクションを続けていけば、
必ずや変化が起きるでしょう。
忘れないでください、「人生の主人公は自分なんだ」
といつも胸に刻んでおいてくださいね。
そうすれば、必ずや自分を変えれると
思っています。